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転職する前に知っておく!病院で働く放射線技師の仕事内容と働き方

病院へ転職をお考えのご経験者向けに、病院でのリアルな「仕事内容」「働き方」について余すことなくお伝えいたします!

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病院って意外に自分に合ってるかも?

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仕事内容を見たけどやっぱりクリニックがいいや・・

などなど、ぜひ判断材料のひとつとしてご覧ください!

もくじ

病院のくわしい仕事内容

「はじめて病院で働く」という方は、不安や心配が募りますよね。インターネットでいろいろ検索してみると、病院の良いところ・悪いところがたくさん出てきます。しかし、新卒の方も、クリニックしか経験がない方も、まずは病院で携わる各モダリティを理解しておくだけで、意外と不安はなくなるもの。
そこで、代表的なモダリティと、その概要を下表にまとめてみました。

病院で主に携わる撮影業務
一般(X線)撮影 病室撮影ができるポータブル撮影装置や胸部・腹部を撮影する据え置き型装置、歯科用撮影装置などがあり、新卒の方は必ず通る道です。一般撮影は技師の基盤となるモダリティ。
簡単に撮影しているように見えますが、実は人体解剖の理解・疾患に対する知識が必要になります。特に整形外科に特化した病院では、一般撮影のスキルが技師のステータスになるといっても過言ではありません。
CT検査 X線を360度から照射し、三次元の画像を取得します。近年の最新装置では時間軸も加わった4DCTや一般撮影に近い被ばく線量で画像が取得できる装置など、進歩が目まぐるしいモダリティです。技師の花形となるモダリティのひとつですね。
全身の検査が可能で、健診から経過観察、救急まで幅広い分野の検査を担います。
MRI検査 磁気共鳴の原理を使った、放射線被ばくがない検査です。軟部組織や筋肉・骨の微細な構造や変化を捉えることができます。
こちらもCT検査同様、全身の検査が可能です。装置によりますが、撮影プロトコルの微調整が可能で、技師の腕の差が画像に顕著に表れるモダリティです。
マンモグラフィ マンモグラフィやマンモトーム、外科手術後の標本撮影などがあります。この分野の女性技師の役割は大変大きく、病院によっては女性のみで編成されているモダリティです。
また、乳腺外来などといわれるチーム医療を展開する病院も増えてきており、女性技師に対するニーズはまだなお増えていると言われています。
胃・大腸の透視検査(バリウム) X線を断続的に出して検査を行うモダリティです。
胃透視(バリウム)検査といった技師が主体で行う検査から、ERCP(内視鏡を使った総胆管や膵管の検査)や腸捻転の解除、整形外科の整復術、泌尿器科の尿管造影など、様々な診療科医師の診断や治療の補助を担う検査です。
アンギオ検査 ガイドワイヤーやカテーテルと言われる器具を経血管的に目的部位にもっていき、冠動脈(心臓の血管)や脳血管の再建術、腹腔内出血の止血、動脈瘤の手術を行う医師の補助を行います。
病院によって技師の役割に違いがあるモダリティです。
核医学検査 RI(放射性同位元素)を使用した、in vivo検査です。放射線(γ線)を放出する物質を、生体内で特殊な動態を示す物質に結合させ、その動きを調べることによって、血流状態や代謝機能などを観察することができます。
放射線治療 悪性腫瘍に対して、高エネルギーX線や電子線を照射し、治療や疼痛緩和を行う治療部門です。診療放射線技師が主体となって検査ではなく、治療を行える唯一のモダリティです。
経験を積み医学物理士を取得すれば、医師が行う治療計画を立案することができ、医療現場の前線に立つことも可能です。
超音波検査 心臓・腹部・乳腺・甲状腺・頸動脈・血管などの部位の検査を行います。病院によっては、臨床検査技師が担っているところもあります。

以上のようなモダリティがありますが、病院によってはローテーションでいくつかのモダリティを一日のうちに受け持つ場合や、一日中同じモダリティを担当するケースもあります。病院の規模が大きくなるにつれて、放射線技師の人数が増え分担制となるため、一つのモダリティを専任で一日中担当することが多くなります。

どんな1日過ごしてる?病院のスケジュール

診療放射線技師の仕事は、「病院の規模」や「検査をする患者さんの数」で決まってきます。ある程度大きい病院であれば、一つのモダリティを終日担当する場合もありますし、少数精鋭の病院であれば一般撮影・CT検査・MRI検査などを兼務するところもあるようです!

そこで今回は、一例として300床の病院で働く診療放射線技師のRさんの1日のスケジュールをご紹介します。

プロフィール

  • 診療放射線技師の33歳/女性のRさん、経験年数8年
  • 診療科は内科、外科、消化器科、循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科、脳神経内科、泌尿器科、放射線科、糖尿病センター、健診センター、リウマチ科など多数を有しています。
  • 定時は8:30~17:30(休憩60分)

病院で働く診療放射線技師さんの1日

7:30~ 出勤
出勤時間は意外と早いですね。
制服に着替え、まず始業点検といって使用する装置を目視で点検または簡単な動作確認を行います。CTやMRIなどであればファントムなどをテストスキャンし、異常がないか確認します。
さらに、各モダリティで使用する周辺器具の点検や薬剤の在庫管理も行います。

始業点検は、その日一日、装置を安全に安定して使うための大切な業務。
特に放射線治療では、この始業点検に1~2時間費やすケースも!

マンモグラフィ担当であれば、画像の濃度確認などがメインなのでもう少しゆっくり出勤できる場合もあります。


8:15~ 朝礼
その日の担当モダリティの伝達や夜勤(当直)者からの申し送り、全体への伝達事項などを行う朝礼を実施します。


8:30~ 業務開始
今月はCT担当のRさん。朝礼が終わってCT室へ行くと待合室には患者さんがずらり!
「今日も多いねぇ~」と先輩技師さんの皮肉の声が・・。午前中は、予約検査に加え、救急患者の撮影や、当日追加依頼検査を実施しました。


12:30~ お昼休憩
時間になると後輩技師さんが「Rさん交代に来ました~」「よろしくねー」とお昼に突入。 お昼休憩はしっかり1時間!技師室でランチ♪


13:30~ CT3D画像作成
当院のCT検査(64列1台)は2人体制。午前は撮影をして、お昼からは3D作成を担当します。 今日はCoronary(冠動脈)とBrainCTA(脳血管)、CTCやAortaなど全7症例でした。


16:30~ 予定検査終了
今日の午後担当の後輩君は優秀な子だったので、この時間に予定検査は終了♪ 撮影件数は61件、そのうち造影検査が13件でした。あとは、追加撮影がくるまで撮影方法などについて情報共有をしたりします。


16:40~ 3D作成終了
当院の3D作成ソフトはワークステーションをネットワーク共有できるので、他の手が空いた技師さんや午後担当の後輩君がお手伝いしてくれて早く終わりました。この日は早く終わりましたが、18~19時まで3D作成をすることもあります。もちろん、時間外手当はしっかりあります。


17:30~ 帰宅
この日は、早く終わったので雑談をしながら時間まで終業点検して帰宅しました。


今回はCT担当者の一例でしたが、いかがでしたでしょうか?
新人さんであれば、大抵の病院でポータブル撮影や一般撮影、女性技師さんであれば加えてマンモグラフィを主にやることが多いですね。総合病院や大学病院では、入院患者さんも多く一日中ポータブル撮影をすることも珍しくないそうです。

当直対応?勉強会?放射線技師さんの定時後は?

ある程度のモダリティを経験した放射線技師さんは、課業後にそのまま当直業務につき、夜間の救急業務に従事します。病院によって当直者は、夕方から当直専門で出勤する2交代制の場合もあります。

当直業務では、多様な疾患やけがをした患者さんが救急外来を受診し、原因疾患や重症度判別のために検査を行います。救急外来の担当医が専門分野外の患者を受け持った時は、診療放射線技師に画像診断の助言や検査法のアドバイスを求めてくるケースもあるそうです!

その他、課業後に勉強会やカンファレンスに参加するなど、自己研鑽につとめる方もたくさんいます。

撮影以外のお仕事!管理職としてのマネジメント業務も

中堅からベテランの領域になると、大きな病院では管理職の役割を担うようになります。
病院の会議に参加し、放射線部門の業務改善や新装置の選定のための会談などを行うなど、診療業務と一線を置く仕事もでてくるのです。

診療放射線技師が活躍する主な病院

現在の医療は、画像診断なしではほとんど成り立ちません。重篤な疾患ほど、病床数が多いほど画像診断に対する依存度が高くなります。
病床数や特徴別に放射線技師さんが活躍する病院を見ていきましょう。

小規模病院(100床未満)

診療科の数が少なく、放射線技師の数も多くありませんが、CTやMRI装置を有してあれば、技師の地位や待遇は良い環境です。しかし、放射線技師の人数が少ない場合、休みが少ない・平日の時間外も呼び出しの待機をしなければならないなどの拘束時間が多くあります。

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コンサルタントよりひとこと

この規模の病院で、放射線技師の出入りが多い病院は、時間的制約(当直・オンコール・残業時間など)が大きく体力を必要とするケースが多いです。そのため、転職先として候補に挙げる場合は自分の希望を踏まえ、よく見定めて決めることが重要です。

中規模病院(200~300床)・大規模病院(300床以上)

この規模の病院になると、多くの診療科を有し、救急も2次・3次の受け入れをするため、放射線技師に求められる技術・知識は高くなります。所属する放射線技師さんも多くの専門資格を有している方も多いです。勉強会やカンファレンスなどにも参加すること多く、生涯を通して成長し活躍できます。

さらに、最新の医療機器や研究用の医療機器が導入されており、沢山の症例を経験でき、学会での発表の機会も多くなります。また、医療人・社会人としての研修制度を設けている病院が多くなってくるのも、この規模の病院です。

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コンサルタントよりひとこと

中規模・大規模な病院は、放射線技師の人数が多い分「モダリティ専任」で撮影を行うというケースもあります。場合によっては「3年間、MRI検査のみを行う」こともあるので、専門的な撮影スキルを身につけたいのか、幅広い検査の経験を積みたいのかを事前に考え、面接や見学時に業務内容について確認するようにしましょう!

専門病院(循環器・療養型・精神)

循環器病院や脳神経外科病院の場合、放射線技師の役割・技術は高いものを要求されます。専門のスキルが身につき、間違いなく活躍・成長することができますが、専門スキル以外は弱くなりがちです。

療養型・精神病院は、放射線技師に求められるスキルは高くありません。このタイプの病院は、慢性期にある患者さんがほとんどで、必要とされるのはレントゲン撮影が多いです。放射線技師としての撮影業務もありますが、ヘルプで他職種のお手伝いをしたりとマンパワーのひとつとして駆り出されることもあります。

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コンサルタントよりひとこと

専門病院は、自身の伸ばしていきたいスキルと合致していればより活躍・成長できる環境です。ただ、一方でスキルが偏ってしまうケースもあるため、転職する際は自身のキャリアについてしっかり考えてみましょう。
また、療養型・精神病院の場合は、病院ながら日勤のみの求人も多く「ある程度今までキャリアを積んできて、これからは落ち着いて働きたい」など働き方を重視する放射線技師さんにおすすめです。

病院で働くメリット・デメリット

病院についていろいろとお話してまいりましたが、働くイメージはできはじめたでしょうか?

特に、クリニックからはじめて病院へご転職をお考えの方は、自分に合ってるのか?長く働くことができるのか?をご判断頂く上で、転職する前に働く上でのメリット・デメリットを改めて知っておくことで、転職したあとに後悔することを減らすことができます。

そこで改めて、事前に知っておきたい病院で働くメリット・デメリットをまとめましたのでご覧ください。

病院で働くメリット

  • 手当てが多い(時間外手当、当直手当、待機手当て)
  • 週休二日制を取り入れる病院が増えてきている
  • 国立・公立・公的医療機関の病院では、昇給が大きく、退職金も高い(公務員・準公務員と同様)
  • グループ病院などは、福利厚生がしっかりしていて(育児休暇・産休など)、結婚・育児をしながら働ける
  • チーム医療に携われる
  • 多くのモダリティを経験できる
  • 多くの症例、珍しい症例を経験できる
  • 教育プログラムが充実している
  • 研究用の医療機器が充実している
  • 学会発表の機会が多く、論文投稿の機会もあり、後世に自分の名前を残すことができる
  • 放射線技師の仕事に専念できる
  • 医療人・社会人としての教育制度が充実している
  • 病院によっては、定年退職(60歳)以降も同病院や関連施設に再就職が可能

病院で働くデメリット

  • 当直・オンコールがあり、精神的な負担がある
  • 3次救急を受け入れる病院では、グロテスクな症例にも対応しなければならない
  • 新人では、一般撮影やポータブル撮影を一日中やらなければならない。(CTやMRIができない)
  • まとまった休みが取れないことがある。(年末年始、GW、お盆などの当直業務など)
  • 学会や勉強会の世話人、雑務をやらなければならないことがある

病院での働き方まとめ

  • 放射線技師として、社会人として成長でき、目標とできる先輩放射線技師や仲間がたくさんいる
  • 多くのモダリティ・症例を経験でき、研究発表をしやすい環境が整っている
  • 人数母体が大きく、急な休みがとりやすく、結婚・出産・育児に対応できる
  • 生涯年収が高く、定年退職(60歳)以降も同病院や関連施設に再就職が可能
  • ある程度の就労期間があれば、他施設でも即戦力となる力を習得できる
  • 初任給や転職直後の給与はクリニックなどより低め

病院での働き方ついてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?イメージしていたままだった!あるいは違った!違ったけれども許容範囲の仕事内容だったなどなど…それぞれのご感想があるかと思います。

もし病院への転職を前向きに考えたい!もう少しくわしい話を聞きたい!という方は、「履歴書・職務経歴書の書き方のアドバイス~添削」「面接対策」まで、良いご縁に繋がるよう全力でサポートさせていただきますのでぜひご相談ください。

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一方、病院の仕事をを読んでみて、「やっぱりクリニックで働きたいな…」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。診療放射線技師JOBでは多くの病院より求人のご依頼をいただいておりますので、まずは情報収集として以下よりご覧ください。

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