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【2023年最新】診療放射線技師の平均年収・給料・相場ランキング

あらゆる給料を徹底調査!
診療放射線技師の
平均年収・給料相場

令和4年度最新!
診療放射線技師の平均年収は544万円

平均年収 5,437,400円
月収 368,700円
賞与 1,013,000円
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

診療放射線技師の平均年収

最新の診療放射線技師の平均年収は、544万円

厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、最新の診療放射線技師の平均年収は544万円(平均年齢:41.5歳、勤続年数:13.7年)となっています。

平均月収は37万円、平均賞与(ボーナス)は101万円ほど。賞与はここ数年、90万円前後を安定的に推移していましたが、今年も例年と比べて比較的高い結果となりました。

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年収544万円というのは、いわゆる額面の金額です。

実際に受け取れる手取り額は、一般的に額面の75~80%となるため、診療放射線技師の手取り年収はおよそ408万~435万円が目安となります。

また、診療放射線技師の年収のボリュームゾーンは350万~550万円の方が最も多く、管理職の場合は500万~700万円です。

診療放射線技師の年収推移

過去10年間の診療放射線技師の平均年収は、527万円

【令和4年最新】診療放射線技師の平均年収の推移
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

ここ数年で見ると、診療放射線技師の平均年収は増減を繰り返しながらも、やや増加傾向といえます。

また、過去10年間で、1番平均年収が高かったのは2020年(令和2年)の549万円、1番平均年収が低かったのは2019年(令和元年)の502万円です。

診療放射線技師の賞与推移

平均賞与は94万円、過去10年間で最高額は2020・2022年の101万円

【令和4年最新】診療放射線技師の賞与(ボーナス)の推移
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

診療放射線技師の月収推移

月収は35万~37万円を推移し、大幅な増減はなく安定

【令和4年最新】診療放射線技師の月収の推移
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

診療放射線技師の男性・女性別の平均年収

男性 女性
平均年収 5,641,000円 4,781,300円
月収 380,800円 329,700円
賞与 1,071,400円 824,900円
年齢 43.5歳 35.1歳
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

診療放射線技師の男女別の平均年収

最新の男女別平均年収は男性564万円、女性478万円

診療放射線技師の男女別の平均年収を見てみると、男性技師は564万円、女性技師は478万円と、男性の方がおよそ86万円年収が高い結果となりました。

女性より、男性の方が給料が高い理由は?

A.病院など夜勤のある医療機関では、体力のある男性の方がより「当直・オンコール」を対応している施設も多く、その分夜勤手当が上乗せされています。

またもうひとつのポイントとして、勤続年数が長ければ長いほど、昇給により年収も高くなることが挙げられます。

女性の場合、産休や育休・時短勤務を利用したり、子育てが落ち着くまで仕事から離れたりと、長期的な勤務の継続が難しく、そういった面も含めて男性と比較すると、どうしても平均年収が低くなりやすいようです。

また、ライフイベントを迎えた女性技師さんは、日勤のみで時間の融通も効く、パートやアルバイトなどの「非常勤」で働き、活躍してる方もいらっしゃいます。(診療放射線技師の平均時給

診療放射線技師の男女別年収推移

令和4年の女性の平均年収は478万円、過去10年では2番目の高さ

【令和4年最新】診療放射線技師の男性・女性別の平均年収推移
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

男女を比較すると年収差はありますが、女性の年収推移を見ると、増減を繰り返しながらも増加傾向にあり、2022年(令和4年)は478万円と過去10年では2番目の高さとなりました。

現在、転職市場においてはマンモグラフィーなどの普及により、女性の診療放射線技師の需要は年々増しています。そういった背景から、今後も引き続き、女性技師の増加・待遇の向上が見込まれるでしょう。

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また、男性技師の給与水準もここ数年、比較的増加傾向にあります。

直近での最高年収は2020年の581万円、最も低かったのは2019年の520万円でした。

20代はどう?年収ピークは?年齢別の平均年収

年齢 平均年収 月収 賞与
20
20-24 386万円 27万円 60万円
25-29 425万円 30万円 67万円
30
30-34 461万円 31万円 89万円
35-39 526万円 35万円 110万円
40
40-44 601万円 40万円 117万円
45-49 608万円 41万円 117万円
50
50-54 673万円 46万円 122万円
55-59 702万円 46万円 147万円
60
60-64 510万円 35万円 90万円
65-69 516万円 36万円 81万円
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

20代の平均年収

20代の平均年収は406万円

20代前半の平均年収は386万円で、昨年の令和3年の330万円と比較すると、56万円ほどアップしました。

20代前半…平均年収386万円
  • 20代前半はこれからスキルを身につけていく時期のため、給料はおさえめ
  • 新卒は査定期間が足りず、夏のボーナスが支給されないケースがある
  • その影響で20代前半は平均賞与が低く、賞与を含んだ平均年収も低い傾向
20代後半…平均年収425万円
  • 20代前半と比べ、平均年収39万円アップ
  • 賞与が満額支給されている点が、20代前半との差になっている
  • そのほか給与アップの要因として、当直などの夜勤手当の上乗せなどが挙げられる

年代別の年収ピーク

診療放射線技師の平均年収は、50代後半の702万円が年代別で一番高い

【令和4年最新】20代はどう?年齢別の診療放射線技師の年収推移
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

このグラフでも見ても分かるように、診療放射線技師の平均年収は20代から上昇し、50代後半で702万円とピークを迎え、60代になるにつれて下がっていきます。

その背景としては、60代~は定年となり、再雇用で働く場合は給与条件の見直しが行われるケースが多く、これらの理由により年収が下がる傾向にあるようです。

新卒の手取りは?いつ貰えるの?診療放射線技師の平均初任給

平均初任給 193,202円
従業員
100人以上
192,813円
従業員
500人以上
193,317円
出典:初任給関係職種の職種別事業所数等及び平均初任給月額

新卒の初任給・手取り

診療放射線技師の初任給は19万円、手取りは15万~16万円

診療放射線技師の平均初任給は、19万円となっています。

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また手取り額は、19万円から税金や保険料などが天引きされるため、15万~16万円程度が目安です。

初任給の支給時期

4月または5月に振り込まれるのが一般的

「4月にもらえるのでは?」と驚いた方もいらっしゃるかもしれません。ここで重要になってくるのが、就職先の給料の支払いタイミング。初任給を前提に、1番分かりやすい例は以下となります。

当月末締め、「当月」25日払い

4月25日に支払われる

当月末締め、「翌月」25日払い

5月25日に支払われる

今回注目していただきたいのは、当月か翌月かの部分です。この表記によって、初任給がいつもらえるのかが変わりますので、就職時には「内定通知書」などを確認するようにしましょう。

特に、就職のタイミングで一人暮らしをはじめる・はじめた方は、生活費にも関わってくるため確認することをおすすめします。

残業代・手当について

スキルが身につけば、残業代や夜勤手当などがプラスされる

病院やクリニックに入職した新卒の診療放射線技師さんの場合、働き始めは研修などが中心となるため、業務を覚え仕事に慣れるまでは、1ヵ月ほどは残業手当がつかないケースが多いことを心構えしておきましょう。

1人立ちして仕事を覚えると、施設によっては残業代や、病院の場合は夜勤手当がつくようになります。(参考:20~60代の平均年収

診療放射線技師は高い?低い?年収相場ランキング

1位 薬剤師 583万円
2位 診療放射線技師 544万円
3位 臨床検査技師 509万円
4位 看護師 508万円
5位 理学・作業療法士
言語聴覚士
視能訓練士
431万円
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

医療職種別・年収ランキング

最新の診療放射線技師の平均年収は、看護師・コメディカル職種の中で第2位

知名度の高い看護師、その他コメディカルと呼ばれる一部の医療職種と、診療放射線技師との年収を比較してみました。

第1位は、薬剤師の583万円。「想像通り」と思っている方も多いのではないでしょうか。特に、製薬会社やドラッグストアで働く薬剤師さんの年収が高いようです。

そして第2位は、診療放射線技師の544万円。臨床検査技師は、2021年からワンランクアップし第3位の509万円でした。

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他の医療系資格と比較すると、診療放射線技師の給料は「高い」と言えるのではないでしょうか。

診療放射線技師の平均時給2,760円!時給相場ランキング

1位 薬剤師 2,903円
2位 診療放射線技師 2,760円
3位 理学・作業療法士
言語聴覚士
視能訓練士
2,470円
4位 看護師 1,817円
5位 臨床検査技師 1,763円
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

医療職種別・時給ランキング

第2位の診療放射線技師は、近年パートや単発アルバイトなど、非常勤で働く方が増加傾向

第1位は、高時給のイメージが強い薬剤師の2,903円

そして第2位は、診療放射線技師の2,760円。近年、パートや単発アルバイトで、非常勤として働く診療放射線技師の方も増えています。

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フルタイムで、午前中のみ、週1回、副業などで、プライベートに合わせた多種多様な働き方ができるのが、魅了のひとつのようです。

医療職種別・時給の推移

ここ最近では、2019年3,114円が診療放射線技師の時給最高額

【令和4年最新】診療放射線技師を含む医療職種別・時給の推移
出典:厚生労働相「令和4年賃金構造基本統計調査」

各職種とも毎年順位変動がありますが、診療放射線技師の時給はその中でも安定して高水準となっています。

高時給が狙える、診療放射線技師の求人は?

A.高い時給がもらえる求人の特徴としては、「仕事内容にマンモグラフィがある」と「巡回健診での単発アルバイト」。

この2つの求人が、特に放射線技師のニーズが高く、ご経験をお持ちであれば「短時間で収入を得たい!」という方には狙い目です。

転職先は大学病院?クリニック?
医療機関によって給料が変わる!

まず、最近の転職市場の相場は?

放射線技師さんの転職市場での平均年収の相場は、ここ5年~10年間で50万円~100万円ほど下がってきています。具体的には、転職した場合の平均年収は、約360万円~430万円ほどとなっています。

その大きな要因として、医療機関側がご経験豊富なベテランの方よりも、一般撮影・CTのご経験を2~3年ほど持つ若手(20代前半)の方を、積極的に採用する傾向が強いことが挙げられます。※管理者候補・高度な技術、資格をお持ちの方をのぞきます。

また、技師長や主任などの管理職ポジションに就く方が、昔に比べ年齢層が若くなったりと、年齢構成が低くなっているという点もひとつの要因。若年層の採用が活発化すると、年齢に合わせた給与水準となり、転職市場の平均年収が下がってしまうということに繋がっています。

ニーズの高いマンモグラフィー、胃透視経験者の年収は?

転職市場としてニーズの高い、マンモグラフィーや胃透視のご経験などをお持ちの方の年収は、約380万円~450万円程度が目安です。※病院の場合は、さらに当直などの夜勤手当がプラスされます。

日勤のみの健診センターの場合、450万円を超える求人は、相場より年収が高い大変貴重な求人。そんな求人に出会えた際は、積極的にご応募されることをおすすめいたします。

病院全般!転職をする場合の平均年収

経験年数 平均年収
新卒~3年 330万円~379万円
3年~5年 350万円~429万円
5年~ 380万円~600万円

当直・住宅手当など病院は諸手当は充実!

診療放射線技師さんが、病院へ転職した際の平均年収は330万円~400万円。残業代や夜勤手当、住宅手当や家族手当などの諸手当は別途となりますので、手当次第では、年収450万円以上も十分考えられます。

病院に勤務する方々の中でも、年収に開きが出る一因は賞与の支給額。これまで弊社がご依頼頂いてきた求人は、賞与支給額が「2カ月~5カ月」までと幅が大きく、そのことが年収に開きがある要因となっています。

病院へ転職する際のポイント

病院側から求めている経験・年齢層により、応募できる病院の求人数は限られてきます。そのため、年収アップを目標とする転職をお考えの方は、まず求められるスキルを事前に身に付け、応募できる求人の幅を広げておくことをおすすめします。マンモグラフィーのご経験と合わせて認定資格の取得、胃透視、心臓カテーテルなどのご経験を積まれてからご転職頂いた方が、より年収アップができる可能性が高いです。

また、現職がなかなかの経験を積むことが難しい環境の場合、当直などの夜勤の回数が多い病院を選ぶこともひとつの選択肢。その分負担はありますが、体力面に自信のある!という方は一度ご検討ください。

大学病院へ転職をする場合

大学病院に転職した場合の平均年収は、およそ430万円~550万円ほどとなります。

大学病院の病床数は、約6割が500床以上で、職員数は1,000人を超えます。そのため、仕事が細分化され、担当するモダリティが固定的になるケースが多いです。

元々給与水準の高い大学病院ですが、特に学会発表や研究に力を入れており、その準備のために時間外業務も増え、残業代が多く発生しすることも高給与であるひとつの要因と言えます。

国立・公立病院へ転職をする場合

国立・公立病院に転職した場合の平均年収は、およそ400万円~500万円ほどとなります。

大学病院と同様に、地域の拠点病院となっており、病床数も300床~500床の施設が中心。病床数が多いため、従業員数も1,000人以上と多く、仕事が細分化され、モダリティが固定的になる傾向にありますが、数年で転勤となるケースも多く、そのタイミングで別のモダリティに携わる機会もあります。

給与に関しては、準公務員の給与形態となるため、年々昇給していきます。また、産休や育休など福利厚生面もしっかりとしているため、勤続年数が比較的長く、平均年収も高い傾向です。

民間病院へ転職をする場合

民間病院に転職した場合の平均年収は、およそ370万円~450万円ほどとなります。

100床くらいの中規模病院から、300床以上の大規模病院まで数多くの医療機関があり、従業員数も100~999人と幅広いです。

個々の医療機関により年収のバラつきがあり、療養型の病院など、残業が全くない施設もあり、大学病院を含む従業員数が1,000人以上の規模の病院と比較すると、平均年収がやや低くなっています。

クリニックや健診センターへ転職した場合

経験年数 平均年収
新卒~3年 300万円~369万円
3年~5年 340万円~419万円
5年~ 380万円~459万円

1人技師のクリニックは高給与の期待大

診療放射線技師さんがクリニックに転職した際の平均年収は350万円~400万円。残業代や住宅手当、家族手当などの諸手当は別途支給となりますが、当直などの夜勤がないため、一般的に病院よりも基本給与が高い傾向です。※病院は基本給が低く、その分手当が上乗せされます。

クリニックの平均賞与は、目安として1~3カ月ほど。中には賞与がほとんどないケースもあり、その分月給が高い傾向です。最近は、年俸制を採用している施設も多くなってきており、年収420万円の場合は月給35万円×12ヶ月となるなど、賞与がない分高月給となるケースもありますので、求人票をご覧になる際は事前にご確認ください。

また、診療科目にもよりますが、整形外科クリニックでは一般撮影業務経験、画像クリニックでは多数のモダリティ経験など、即戦力となってくれる診療放射線技師さんを求めることが多く、特に1人職場は求められるスキルが高い分、平均年収が380万~450万円と高い傾向です。

健診センターで必要なのは「マンモグラフィーと胃透視」

診療放射線技師さんが健診センターに転職した場合、平均年収は350万~450万円。まれに、各資格手当を支給している健診センターもありますが、病院に比べて当直などの夜勤もないため、日勤のみで働きたいとの希望を踏まえて病院から健診センターに転職した場合、給与が下がる方もいらっしゃいます。

ただ、ワークライフバランスを優先したい方にとっては、残業がほぼないため健診センターも転職先として視野に入れる価値は高いです。

また、健診センターで求められるのは、マンモグラフィーと胃透視のご経験。特に、胃透視をご経験された男性の診療放射線技師さんは、将来的に技師長となるケースが圧倒的に多くキャリアと共に年収アップも狙いやすいです。募集が少なく狭き門ではありますが、ご経験を生かせる道として健診センターの求人もご検討されてはいかがでしょうか。

医療機器メーカーに転職した場合

経験年数 平均年収
新卒~3年 400万円~480万円
3年~5年 430万円~500万円
5年~(管理職含む) 450万円~800万円

外資系企業は年収700万以上の可能性も

診療放射線技師さんが、アプリケーションスペシャリストとして転職した際の平均年収は400万~500万円。残業代や住宅手当などの諸手当は、別途支給されるケースが多いようです。

アプリケーションスペシャリストは、残業や出張が多いため、体力面やフットワークの軽さが求められます。残業時間が平均30時間以上と拘束時間が長い分、未経験からアプリケーションスペシャリストとなった場合でも、初年度から年収400万円以上が十分狙えます。

また、アプリケーションスペシャリストとして経験を積んでいくと、外資系企業の場合、中には年収700万円以上をもらっている方も。

今までアプリケーションスペシャリストの仕事を知らなかった方も、年収アップを希望され転職をお考えの場合はひとつの選択肢としてご検討ください。

治験業界に転職した場合

経験年数 平均年収
新卒~3年 360万円~430万円
3年~5年 400万円~470万円
5年~(管理職含む) 460万円~500万円

「昇給率」が高い治験コーディネーター職

診療放射線技師さんが医療資格を活かして治験コーディネーター(CRC)へ転職した場合の平均年収は300万~400万円。残業代などの諸手当は別途支給となります。月の給料と賞与の平均が「3~4カ月」と基本的な給料が高い分、住宅手当などが少ないようです。

病院は、勤続3年でも年収の上がり幅が5万~10万円となることが多いですが、治験コーディネーター(CRC)の場合は、2年勤務後に取得できる“CRC認定資格”を取得すると、資格手当として月2万~3万円ほどの手当が付き、年収ベースで24~36万円ほど上がるケースも!昇給率が高い点も、治験コーディネーターとして働く際の魅力のひとつです。

治験コーディネーターに未経験から挑戦できるのは、若手の育成が目的ということもあり目安として35歳を超えると厳しくなってしまう企業が多いため、今勤めている病院で、夜勤も多く日勤のみで働きたい!ただ近隣にも募集がない、さらになかなか収入が上がらない・・とお悩みでしたら、治験コーディネーターへの転職も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

怖!転職時に100万円損した例も!
年収?手取り?絶対把握すべき違いとは

つい先日あった、転職をお考えの放射線技師さんとの、こんなやりとり。

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今回の転職は、年収アップが1番の目的です!
それで今の年収は、えーっと…
月30万円くらいもらってて、ボーナスが80万円くらいで。だいたい390万円くらいですかね。

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ありがとうございます。手取りの年収と混在しないよう、念のため、源泉徴収票をご確認いただくことは可能ですか…?

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いいですよ!ちょっと待ってくださいねー(ゴソゴソ)
お待たせしました!…え!?
年収520万円って書いてあります!

今回のケースは「思ってた年収が間違ってた!」と転職前に分かったからいいものの、知らないまま転職してしまい損していたら・・と思うとゾッとしますよね。

そこで今回は、転職する前に知っておきたい!意外と知らない「年収」「月給」「手取り」、また「年収の確認方法」、年収に関わる失敗事例などについて改めてご紹介します。

そもそも、年収とは?

年収とは、雇う側が1年間で支払う合計金額=総支給額のことです。

税金や保険料も「全て」含みます!
※税金…所得税・住民税など、保険料…健康保険・厚生年金など

年収の計算方法は?

  • 月の総支給額×12ヶ月+賞与=年収
  • 25万円×12ヶ月+賞与60万円=360万円

年収を調べるには?

源泉徴収票の「支払金額」の項目に記載されている金額が、正確な年収です。
※間違いやすい「給与所得控除後の金額」の項目は、年収ではない!ので要注意!

\ 年収100万円も損した… /

年収のよくある失敗事例

面接で「現職の年収は?」と質問されたときは、必ず税金や保険料も含めた「総支給額の年収」を答えるようにしましょう!

中には年収の定義を知らずに、税金などを引いた「手取りの年収」を誤って回答してしまい、「本当はもっと貰えたはずなのに!」と後悔するケースも。

年収400万円の場合、「手取りの年収」は約300万円。この差なんと100万円!

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伝えた金額によって転職で年収アップするどころか、下がってしまうことがないよう、転職前に必ず年収の確認・把握をしておきましょう。


手取りとは?

手取りとは、給料日に銀行口座に振り込まれ、実際に現金で受け取る金額のことです。手元に入ってくるお金、とも言えます。

※税金や保険料などは、引かれた後の金額です。

手取りを調べるには?

    給与明細の「差引支給額」の項目が、手取りの金額になります。


月給とは?

基本給 20万円
住宅手当 2万円
当直手当 1万円
残業代 1万円
交通費 1万円
月給 22万円

月給とは税金、保険料を差し引く前の「基本給+毎月固定で支払われる手当」を足した合計金額のことです。

例として上記の表で計算した場合、
基本給20万+住宅手当2万円=22万円が月給となります。

基本的に、その月によって金額が変わる残業代や当直手当、立て替えている交通費などは、月給には含まれません。

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住宅手当のほか、固定の手当の例としては、認定資格手当、家族手当、役職手当などがあります。

実は違う!月給と月収

上記の月給と違い「年収を12ヶ月で割った金額」が「月収」です。
例)年収360万円÷12ヵ月=月収30万円

大卒の場合は?
放射線技師は学歴によって年収は変わるの?

初任給の差はほぼなし!あってもわずか

大手グループの民間病院や、大学病院など、大規模な病院では、専門卒(短大卒)と大卒で数千円程度の初任給の差があるケースがありますが、初任給の時点で給与に大きな差はありません。

小規模な病院やクリニックでは、学歴で明確に分けている施設はほとんどないので、学歴によって給与額が大幅に変わることはないと言えます。

放射線技師は撮影スキル・経験のある検査(CT検査やマンモグラフィの検査経験があるなど)が、評価=給料アップに繋がりやすい資格のため、初任給に学歴の差があまり生じにくい職業なのです。

よく聞く!放射線技師で
年収1000万円は可能なの?

結論から言うと、年収1000万円を超えるのは不可能ではありませんが、放射線技師の平均年収が503万円であることから分かるように、周囲にいるかいないか…くらいの、本当にほんの一握りの方に限られているのが現状です。

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それでは、年収1000万円を超える、あるいは平均年収を上回る高給与が狙える可能性がある勤務先や働き方とは…!?考えられるケースをご紹介いたします。

外資系の医療機器メーカーなど企業で働く

年収1000万円を目指す上で一番可能性があるのは、医療機関ではなく企業で働くことです。中でも、外資系の医療機器メーカーは「実力主義」で成果を残せばその分、評価=給料として反映してもらえる環境です。

放射線技師の資格を生かして働く場合、アプリケーションスペシャリスト職が一般的で、実力が認められ管理職としてキャリアを積んでいけば、将来的に年収1000万円の可能性も考えられます。


技師長などの管理職を目指す

責任が伴う分、高給与となる管理職の場合、施設の規模にもよりますが、主任や技師長も含めて平均年収500万円~700万円となっています。あくまで平均のため、中には平均年収以上貰っている方も…。

管理職のポジションは、長年勤めた放射線技師の方が務めるケースが多く=勤続年数が長いということで、昇給した上で+役職手当がつくため、給料も高い傾向にあるようです。

また、クリニックによっては、放射線技師が技師長と事務長を兼任している施設もあり、経営に興味がある方は、そういったキャリアも視野に入れてみてください。


放射線技師が1人体制の施設で働く

療養型・精神科などの病院やクリニックでは、放射線技師が1人しかいない施設があります。こういった環境の場合、1人で全ての検査・撮影を行い、周囲からの質問にも対応しなければならず、責任や放射線技師としての高いスキルが求められます。そのため、対価として高給与の施設が多いのです。

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いかがでしたでしょうか?実は、平成28年の国税庁「民間給与実態統計調査結果」によると、全体の(放射線技師以外の一般のサラリーマンなども含む)年収1000万円を超える高所得者は、わずか4.2%ととなっています。

全体から見ても年収1000万円を超えるのは狭き門ではありますが、今回ご紹介した高給与を狙いやすい条件を踏まえ、キャリアプランを一度考えてみてください。

動画で観る!放射線技師が転職で年収UPするには?

転職してから後悔しないために…

転職後の想定年収についてご説明してきましたが、ご自身の今の年収が平均より高いのか低いのか、なんとなく掴んでいただけたでしょうか?ただ、こちらはあくまで平均年収。個人のスキルや経験年数によって、また少し変わってきます。

転職する上で、給与はとても重要です。特に、転職する際はご自身の今の年収を再度確認していただくことをおすすめしています。だいたいこれくらいかなと思っていた年収が、転職したあとに、「改めて調べたら実はこんなに貰ってた!」というケースも。転職後に後悔してももう遅く…。

転職すべきかどうか?のお悩みからご相談ください

そんな想いをせず、納得した上でご転職いただけるように、診療放射線技師JOBでは年収の確認方法から、今の年収を踏まえた上で転職するとどうなるのか、今の職場が恵まれているのか転職した方が給与が上がるのか、などなど個別にお話をし、転職市場を踏まえ率直にお伝えしております。

また、転職サポートのひとつとして、直接は言いにくい「給与交渉」を、コンサルタントがあなたの代わりに行います!もちろん、元々の年収や応募先の給与規定もあるため、絶対というお約束は難しいですが、プロのコンサルタントに改めて交渉してもらうことで、年収アップの可能性がぐっと高くなります。

※お申込の際、“その他ご希望”に“年収アドバイス希望”とご記載頂けますとお話がスムーズです。


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